球体観測 〜 Panorama college 〜

2019

CONCEPT

私たちは、地球で生活しながらも、地球の中に行ったこともなければ、core(核)を知らない。

なぜなら、地球の中に入れるときは、地球が止まるときだから…

人も毎日、鏡の前で服を来たり、髭を剃ったり、化粧をするのに、体の中もついでにみてみる?ような事はするだろうか?己の後頭部すら自分で見れない。ましてや、鏡を見ただけで、自分で自己を知ろうとしても、わからないのだから…

 

 地球も人間も、外と内は繋がっている。外側を見れば、内側が見えてくる。

ある研究では、地球の外側の岩石や土を分析すると、地球のCoreは宝石箱から白銀の海を持っているらしい。ただ、人は、そんな単純な存在ではないが、きっと同じように人のblackboxも宝石箱と白銀の海を持っているのだろう…

 

 現代は高速で膨大な情報、物に溢れて、外側は満たされても、反比例するように内側の空虚感や存在しうる人間関係の密度で、境界線がみえるように際立ってくる…

そこに現代社会の人間の内と外のパノラマやドラマがある。

現代特有の空虚感や空隙を少しでも埋められるものがあれば、そこには究極の感謝と幸福を感じるのだろう。

 

 私たちが日常的に見えている風景、時間、音、距離、境界から何を感じているのか。

空間映像作品として、外が実写映像そのものだとしたら、内は、記憶から広がるパノラマのコラージュや仮想CGの映像表現になり、最終的に平面が球体として、人間のCoreを創造してゆく。

​制作協力者:Technical Support  / 河原正明

​PROCESS

​INOVATION